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2021

「僕のラクロス人生」 4回MF織汰樹

神戸学院大学ラクロス部四回生MF#99の織 汰樹です。





平素よりOBGの皆様、保護者の皆様には多大なるご支援をいただき本当にありがとうございます。





今回は「僕のラクロス人生」について話そうと思います。






さて、本題に入らせていただきます。




かなり長いですがお付き合いください。







僕は元々、小中高とテニスをしていた。



その当時お世話になっていたテニスコーチである自分の師匠が近畿大学のテニス部だったということもあり、


全国でも強豪の近畿大学でテニスをしようと考えていた。




しかし、大学受験であと3点足りず落ちてしまい、


自分の中の目標であった近畿大学で関西のトップになるという夢は無くなってしまった。




そして、滑り止めで引っかかった神戸学院に入学することになり、


テニス部も考えていたけれど、


どうしても近畿大学でテニスがしたかった気持ちもあって、


テニスはやめることになった。




その時の自分はこんな偏差値の低いFラン大学に入ってしまったし、


このまま普通の大学生活を過ごしていてもどうせ勉強もろくにしないし、


就活も失敗するんやろうなって思っていた。




けどやっぱりスポーツが好きというのは変わらなかった。






そして、入学してすぐに、一年生のガイダンスでもらったパンフレットの中に部活動紹介をしている冊子があり、


そこではじめてラクロスというスポーツを知った。



ラクロスの第一印象は、


「棒の先にネットがついてて、これテニスと似てるやん!」


っていう単純な考えで興味を持った。




これを機にラクロスをもっと知りたい気持ちを持ち始め、


実際ラクロスを見たい気持ちがあって新歓が始まる前にグラウンドに一度見に行ってみた。




「思ってたより激しいやん。けどやってみたい。」



これが僕の初めてラクロスを見た感想だった。






大学生活が始まり、学校中で新歓が行われてる中、


早速ラクロスのユニフォームを着たイケメンのお兄さんから声をかけられた。



その人が僕の一個上の2020年度キャプテン 西濱 虎之介だった。





話を聞いていると、ラクロスは大学からのスポーツで、


スタートは皆同じだと聞き、


そして、頑張れば関西のユースにもなれると知った。





「このスポーツなら頑張ったら関西のトップ選手になれる!!虎さんを目標にユースを目指そう!」






僕はここで、この神戸学院ラクロス部で四年を費やすことに決めた。



入部して練習が始まり、ラクロスが楽しくて仕方なかった。




あの関西ユースの虎さんとも仲良くなって、


練習外でもよく壁打ちに連れて行ってもらった。


ご飯も意味わからんくらい連れて行ってもらった。(いつも僕に投資していただきありがとうございます。。)





同期も24人も入り、充実した練習の日々だった。






その当時は関西ユース練習会に行くことを目標に練習を頑張っていた。




しかし、なかなか練習会には呼ばれず、


佑太や龍一が練習会に呼ばれる日々が続き、


正直すごく悔しかった。




自分に足りていなかったことを再確認し、


まずはチームで一番上手くなることだけに集中し、


練習に取り組んだ。




そして、初めての一年生大会であるサマーで、


ベスト10を取ることを目標に頑張った。





僕は自チームで一番得点を上げることができたが、


チームへの貢献としては自己中プレーばっかしていた僕のせいで負けに繋がってしまい、


決勝トーナメントの一回戦で負けてしまった。(その時は本当にみんなごめん!)





閉会式で、ベスト10で名前呼ばれるのを少し期待していた。




案の定、呼ばれることはなかった。





ユース練にも呼ばれない、サマーでもベスト10取れない。




悔しさを残し一年生の夏が終わった。







リーグ戦が始まり、先輩が活躍している中、


ユースに呼ばれていた佑太、龍一はベンチ入りし、


試合に出場しているのを観客席から見て応援していた。






ずっとこのままでいいのか。






この悔しさを忘れずに、出来るだけアフターなどで上回生と練習する様にし、


同期の中で誰よりも上手くなろうと努力した。





そして11月、初めてユース練習会に呼ばれることになった。





やっと、スタートラインに立てた。





嬉しさより、自分のラクロスに対するモチベーションがかなり上がった。





そして初めてのユース練に参加した。





一部の関学や同志社、京都、、、みんなが上手すぎて自分の下手さに失望した。



関東遠征のメンバーが選ばれる日、2部で呼ばれた子はほとんどいなかった。



もちろん自分も呼ばれるはずもない。


2月までユース選考会に残り続けたが落ちてしまった。




言い訳にはなってしまうが、足の肉離れで練習を見学したり、


三級審判の講習会とインフルエンザで二回連続ユース練を休んでしまったのが大きかった。(言い訳をしている時点で残れるはずがない、、)





ここで僕の関西のユースの夢は終わった。







2年生になり、黒さんの代は引退し、


新四年生の選手は黒カズさんだけ。



3年生は選手6人だった。(この当時は中根もいけもんさんもいた。)




当然、人数が少ないので僕たち2年生もリーグ戦に出場することが決定した。





虎さんが3年生でキャプテンになり、


虎さんを筆頭に上回生は2部上位という目標への熱い想いに対し、


僕たち同期は毎日練習についていくのが必死だった。




あまりにもひどかったパスキャやグラボを見て、


何回も呆れさせてしまったこともあった。




この苦しい状況に耐えられずラクロス部を辞めかけた子もいた。


その中、一個上のエビさん、天満さん、たかしさんには相談に乗っていただいたこともあり、


みんなは助けられ、なんとか辞めずに持ちこたえることができた。



その際は本当にありがとうございました。





そんな中僕は、2年生で新人王を取ることだけを目標に頑張っていた。





「点を取りたい。チームの中心として活躍したい。」





その気持ちを持ったまま二回目のリーグ戦を迎えた。





初戦龍谷戦、いきなり僕は1アシスト2得点を上げた。

しかし試合は3-7で敗北。



個人としての結果が出て嬉しかった。



このままうまくいけば新人王も夢じゃない。



これが僕の正直な感想だった。





みんなは悔しい思いをしている中、


点数を取ることだけに集中していた僕は満足している自分がいた。





僕は気づいた。



チーム競技に向いていないと。






これがテニスだったらいい成績を残せてただろうなんて思ったこともあった。



そんな気持ちを持ったまま、その年のリーグ戦は閉幕した。


この年は僕の目標であった新人王自体が無くなり、結局なんの表彰もされることなく終わった。




チームとして目標であった2部の上位には残れなかったが2部に残留することができた。




黒カズさんの鬼セーブ、虎さんの大量得点、エビさんの圧倒的グラボー、天満さんたかしさんの鉄壁のディフェンスが無ければ確実に3部に下がってた。





最後まで諦めずに戦い続けた同期にも感謝しかない。






3年生になり、新チームが始まった。




目標は一部昇格である。




新チームで頑張ろうと言った矢先で、


コロナウイルスが流行り、リーグ戦は中止になり特別大会。



緊急事態宣言のため練習は自粛。もちろん練習試合もない。




特にリーグ戦が無くなるのは悔しかった。



年に一回しかないから。





自粛期間中はずっと壁打ち、筋トレの日々で、ラクロスが好きな僕からしたらつまんなくてたまらなかった。



でも部活やし自主練もやらなあかん。


バディ長やからサボれへん。



楽しくてラクロスしていたとゆうより、最低限のノルマだけはこなしている自分がいた。





そして自粛期間が明け、練習が始まった。


ゴールを使った練習が出来るのは最高だった。





特別大会が始まって、初戦の近大戦でエースの虎さんが負傷し、結果は敗北。




甲南戦では虎さんが怪我の影響でほとんど出れなくて敗北。




この二試合で、僕たちは虎さんがいないと勝てないチームだと分かった。




頼りすぎていた。





最終戦の京工戦

この試合だけは違った。





初めて、AT3人、MF4人が点を決めた。




エビさんが腰を負傷し、最後の3分間だけエキストラに出場し、点を決めた瞬間、僕は試合で初めて泣いた。





自分が点を決めた時より100倍は嬉しかった。



この時初めてラクロスしてて良かったなって感じた試合だった。



よくチームが一つになるって言ってる意味が分かった。



この感情を来年も味わいたい。そう思った。







四年生になって新チームが始まり、ゆうたがキャプテンを任された。



僕はその時期、初めてラクロス部を辞めようと思っていた。


なぜかって、コロナでリーグ戦がなければ部活をしている意味がないと思ったから。



その時、一度回生でミーティングをした。



佑太が本気で一部に昇格したい熱い思いを伝えてくれた。



僕だったらこの気持ちをわざわざ時間を作ってまでみんなに伝えれる勇気はない。



それができる佑太は本当にカッコいいキャプテンやと思った。



これをきっかけにラスト一年本気で頑張ろうと決心した。





そして今年こそはベスト10を取りたい。





この気持ちを切らさずに、ラスト3ヶ月間勝ち続け、


神戸学院大学ラクロス部初の一部昇格を目指したい。




去年の最終戦のように、チームが一つになれれば絶対勝てる。






なんやかんや続けてる大好きな最高の同期

 


ラクロスの圧倒的な熱量でチームを盛り上げてくれる三年生



コロナ時期で試合も一回もできない中、辞めずに残ってくれた二年生



選手一人もいない中入部を決めてくれた一年生。





みんなならできると信じてる。







必ず変われる。






CHANGE












4回MF織汰樹


WRITER:織汰樹
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