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2022

「思考」 4回G 岸上 拓矢





平素より神戸学院大学男子ラクロス部を支援して下さる皆様、

誠にありがとうございます。











小学生の頃、警察の方が体育館とかでお話ししに来てくれて、


SNSは危険だよ〜


とかいうあれ、それを真剣に聞いてまもなく、中学生になり、

LINEアプリをインストールした岸上は、名前を入力するときに、

「SNSで本名を使うのは危険。」という言葉を思い出し、

その日友達との会話で笑った話にピヨピヨって言う単語があって、

テキトーにLINEの名前にした。







そこから特にLINEの名前を意識することなく生きて来たら、

ピヨが生まれた。











そんな神戸学院大学副主将、G#15






ピヨ(岸上)のおそらく人生最後となるブログ、

読んでくださる方、ありがとうございます。


















ラクロス部に入って良かった。








志望大学を、滑り止めまで滑りきったのをきっかけに、

焦ってまだ募集している大学を探した。





そんな状態で入った大学に希望も無ければ期待も無く、

不安な未来が待つだけだった。










ラクロス部の勧誘、雰囲気が明るくて、PVがかっこよかった。



新歓イベントで15分喋って仲良くなったムラがラグビーじゃなくて

ラクロスにすると言ったからラクロス部に入部した。











そこから始まったラクロス生活。







休んだ日にピヨがゴーリーになるという噂が出来上がっていた。




守護神という存在の楽しさはラグビーで知っていたから

そのままゴーリーになった。










同期は人数にも恵まれ、運動神経のいいやつも多く、

1回生大会(サマー、ウインター)では勝つこともできた。






それまで、小学校では強豪サッカーの控え、

中学で弱小サッカー部の主将、

高校では全員初心者のラグビー部の守護神。




自分が試合に出て勝つ。これは自分にとって数少ない経験であり、

えげつないほど楽しくて、ラクロスを好きになる理由としては

十分だった。











そこからの1年、実力不足で試合に出れなくなった。




ほんっとうに面白くなかった。








冬合宿に行けないほど経済状況も厳しいのとも重なり、

何度も辞めようかと思った。





今では俺よりもラクロスに対してネガティブな屋鋪くんが

まだラクロス熱に溢れている頃、

帰り道で俺の気など知るわけもなく放つ

「ここで辞めたらダサい」だとか、「ラクロスで挫折するやつ

社会出て何もできん」とかいう適当な言葉により、



「そんなん言われたら辞めにくいやん、、」



という心情になりギリギリで部に留まらせた。











3回生になって、まだメインで試合には出れていなかった。




同期は主力になり、活躍しているのにベンチで見てるのが

悔しくてたまらなかった。




けど試合に出れないことにふてくされている自分もいて、

アフター量とかも少なかったと思う。











リーグ戦が始まり1戦目の途中、チャンスが来た。








ビハインドの状態で呼ばれて、準備は万全だったが、少し驚いた。






試されているとしか思わなかったし、ここで結果を出せなかったら

また1年間ベンチで過ごすことになると思った。









その日の運は良かった。


オフェンス陣も点を取ってくれたし、雨でハイになって

いつもより動けた。





次の試合でも使ってもらえることになった。








情けない話、こうなって初めて練習量は増えたし、

考えることも増えて、完全にスイッチが入った。



このチャンスを逃したくないし、ゴールを守る責任を

感じていたかった。








そのために、正直下手故に怖くて痛いから嫌いだったシュー練も、

やることでアピールや信頼に繋がることを期待して増やした。





それは結果として練習量を増やし、技術の向上に繋がるのだが、

最初の理由はそんなんだった。









その過程で、ラクロスに対して気付けばかなり真剣に考え、

取り組むようになっていた。









昨年途中からは幹部になり責任が増えた。




今年からは副主将となり更に責任は増す。








1回生の時から感じる同期の上手さ、強さ、

これを持ってして勝てないチームが出来たなら、

完全に自分のせいなんじゃないかという不安もあった。






4回でのチームは色々考えすぎて文にまとまらないので

あまり書けない。





ただ1つ言えるのは、新チームが始まって大量の

ミーティングをしたし、アフターの量も永遠に増えていった。




不思議と最後の方はシュー練が嫌いでは無くなっていた。



そこにも楽しみを見出すことが出来ていた。







しかしずっと、何かに必死に取り組むたびに、

これで1部に上がれなかったら全てが無意味になるような気がして

ずっと怖かった。






ただ実際そんなことは無かった。



確実に成長はあったし、なによりも楽しかった。






みんなありがとう。

















後輩へ。



みんながどう思っているかはわからないが、

今年、たしかに神学史上では、最も高い成績で

終えたのかもしれない。







しかしそのチームは1部昇格を目指していたのにも関わらず、

2部の3位である現実。


全然足りてなかった。






新たな神学は、このまま俺たちの残した神学を続けるだけでは

絶対に2部の3位より上には行けないことをわかって欲しい。






来年の目標に、なにかを押し付ける気はない。





ただ、もしも1部昇格を目指すならば、

またその後で日本一を目指せるようなチームを作るなら、

チーム体制、意志を少しずつでも変えて行かなければならない

ということをわかって欲しい。





小さなこと1つでも変化をもたらすのは大変だ。



しかし変えなければならない。








その認識は、一部の人間が持っていても意味を成さない。



最初から全員が同様に志向することは難しいから、

高い志を持てた人は、立場に関係なく、チームのために考え、

行動に移して欲しい。






行動に移さなければ、なにも変わらない。



どんなに考えていても、それだけでは無意味。




それは知っていて欲しい。








これからの1年が終わった時、幹部、新4回、3回、2回、

もちろんスタッフを含めた全員が、

チームが勝つためになにをしたのか。という質問に対して、

誇りを持って答えられるようなチームになる必要がある。





色々悩みながら、試行錯誤して最高の時間を過ごして欲しい。
















最後にjaegesでピヨに関わってくれた全ての人へ。



本当に全ての人の支えの上で成長できた至高の4年間でした。





ありがとうございました。

















p.s.


この4年でラクロスとの縁は切れると思っていましたが、

縁あって現在関西3部のラクロス部に2023年度のチームの

DFコーチとして招かれ、自分を育ててくれたラクロス自体や、

コーチ陣への感謝やリスペクトもあり、

そこで活動することにしました。






真剣に2部昇格を目指し、その先の1部昇格まで見据えている姿と

その可能性、そして自分も似た経験をしたと重ねたことから、


その協力をしたい、またもっとラクロスの楽しさを知って欲しい

と思い引き受けました。







そのチームは今変わろうとしていて、

2023年度、2部昇格を果たします。






だから個人的な願いとしては、

当然神学には3部に落ちてほしくは無いし、

1部昇格を成し遂げて欲しいので、

下入れ替えには来ないでください。笑





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