まず始めに、平素より神戸学院大学男子ラクロス部を
応援してくださるOB・Gの方々、関係者の方々に
感謝申し上げます。
4回生 #1 屋鋪 侑司
引退ブログ
あの日、11月23日、
入れ替え戦で近大に負け、私のラクロス人生も終わりを
迎えました。
応援に駆けつけてくれた全ての方々、
本当に力になりました。力が湧きました。
感謝申し上げます。
しかし、神戸学院大学男子ラクロス部
創部初の1部昇格という夢は、叶いませんでした。
でも私たちの代で神戸学院でも上入れ替えに行くことができる
ということが証明されました。
僕より下の代、今いる後輩たち、これから入ってくれる後輩たちが
1部に昇格してくれることを期待しています。
さて、引退してから2週間と少しが経ちました。
とても暇です。
今まで毎日早起きして寝足りなかった分、めちゃくちゃ寝てます。 幸せです。
でも何か物足りない。
ラクロスをしたいとは思いませんが、
ラクロス部の皆には会いたい。 そんな感情です。
週5で会っていたのに、全員が一度に集まる機会が
あと卒業までに何回あるか、人生であと何回あるのか、
そう思うと感慨が深すぎます。
どれくらい深いかと言うと北島康介も溺れてしまうくらい
ですかね。
みんなと過ごしたこの4年間は間違いなく今までの人生で
最も濃かった4年間であり、最高の思い出です!
でもこの1年間は、振り返ってみるとしんどいことが
多かったです。
1部を本気で目指すと口にしたからには、
それ相応の練習をこなさなければならない。
就活とも重なりラクロスに対して100%で打ち込めませんでした。
さらには日々の練習で上手くいかないことの方が多く
メンタルがマイナスになる日の方が圧倒的に多かったです。
この1年、ラクロスを楽しいと思えたことは、
多くないのが正直な気持ちです。
そんな僕でも試合に勝った瞬間、
シュートが決まった瞬間は最高に楽しいと思えたし、
この瞬間があるから今までのしんどい練習が報われるのだ
と感じています。
4年間ラクロスを続けて本当に良かったと心から思います。
この4年間で、ラクロスの知識・技術はもちろんですが、
それらを通じて様々な考え方を学ぶことが出来ました。
ここで学べたことを次のステージでも活かしていきたいと
思います。
急ですが、最近心に響いた言葉を紹介します。
『俺って人生の視聴者は俺だけだ。
だったら俺が続きを見たくなるような物語じゃないと
意味が無いだろ』
これは、ルパン三世シーズン5の23話で、
ルパン三世の相棒次元大介が、窮地に追い込まれすぎて
ルパンに引退を促し、その時にルパンが言ったセリフです。
このセリフには続きがあります。
『すごいピンチだけど、このピンチを切り抜けて、
そして強すぎる敵にどう逆転するのかって。
俺は俺に期待したいんだよ。』
次元はそれを聞いて、
「結末がお前が望んだ通りじゃなかったらどうする?
その逆転がいつまでたってもこなかったら?」
ルパンは、
『そん時は俺って視聴者はいなくなる。
だから俺は終わる日が来るまで、ルパン三世で居たいんだよ。』
と。
何が言いたいかと言うと、自分自身に期待しなくなったら
終わりなんだと言うことです。
4回生は、社会人になったら、
後輩たちは1つ学年が上がってチームの主力になったら、
必ず上手くいかないことが出てくるのではないかと思います。
その時に、挫折したまま自分を諦めてしまったら終わり。
そんな中どうしたら前に進めるか、自分が見ていて
期待しちゃいそうな物語にして下さいということです。
僕は、特にリーグ戦の終盤、これが出来ていなかったと思います。
僕にとってラクロスの魅力はシュートを決めること。
でもリーグ戦終盤 1試合で片手で数えれる本数しか打ってないし、
リーグ戦全体でも片手で収まる点数しか決めることが
出来ませんでした。
自分自身にあまり期待しなくなって
周りの人にシュートを打たせた方がいいとか、
決定機でも確率が低いかもと他の人にパス出したりしてました。
自分が打ってゴーリーセーブで相手ボールになるならとか、
それで試合に勝てるならとか思ったりしてたけど、
今思ったら全然面白くなかったです。
後輩たちには是非、自分が期待する
そして周りも期待させちゃうようなプレーで
満足いくラクロスをして欲しいと思います。
1回生2回生は、自分が得意なことを見つけて試合で自信を持って
プレーできるようたくさん練習してほしいです。
最後に同期へ
本当にこの代で良かった。
みんなで練習して試合に勝って、負けて、ご飯に行って、
遊びに行って、何回も何回もミーティングして、
言い合いもたまにして、
上入れ替えまでいけて。
本当に色んなことを一緒に乗り超えてきた。
大人になっても一生集まりたいと思う最高の同期です。
特に阪急組、闇落ち組には支えてもらいました。
阪急組のごっぺんとぴよには、
帰り道に永遠と僕の話を聞いてもらいました。
僕がルパンなら相棒である次元大介は確実に君たちです。
特にごっぺんは、出会った時からニコイチみたいな、
居て当たり前の存在でこれから先も居なくてはならない存在です。
2人ともありがとう。
闇落ち組では水曜夕練の後おりけんの家に泊まって
いっぱい語りました。
練習が始まってアップの時も決まって僕の右におりけん、
後ろにともやという闇落ち陣形が取られていました。
思い出すとまだまだありそうなのでここらへんで。
本当に最後に
最後まで辞めずに続けてくれた最高のマネージャー2人へ
同期マネが7人もいて気づけば、すずとあやてぃんの
2人になっていました。
もしかしたら辞めたいと思ったことも少なくないと思います。
でも、そんな中でも最後まで僕たち選手を支えてくれて
一緒に引退できて嬉しかったです。
結構癖の強い同期ばかりで扱いずらかった思うし、
イライラさせてしまったと感じています。
それでも2人がいなかったら確実に1部なんて目指せなかったし、
練習が回るはずもなかったです。
口には出さないけどみんな感謝してもしきれないと思っています。
だからこそ、最後は1部に上がって恩返しがしたかったです。
叶うことができなくてごめん。
でも一緒に夢を見てくれて、行動してくれて、支えてくれて
ありがとう。
本当の本当の最後にこの場を借りて決意表明します。
確かにこの4年間は、最高の思い出です。
でもこの4年間を全盛期にするつもりはありません。
僕はこの先の人生が楽しみで仕方ありません。
この4年間を越えられるような人生を送り、
自分を期待させ続けられる人間になります。
“全盛期は常に未来”
これで屋鋪侑司の引退ブログとさせて頂きます。
最後まで読んで頂きありがとうございました。